筑波(水)ボールのラインアウト。ボールが投入された後、明治(紫)のジャンパーが紫7がボールになんとか触れまその後奪いますが、直後リフターが手を放してしまい(赤丸)、紫7は地面に転倒。
それを見たレフリーは笛を吹き、左手を真っ直ぐ上げて明治側(紫)の反則=PKとします。
その反則の理由はなんであったのでしょうか?
映像を見ると、紫7に落下しているため危険な状態には見えますが、現在のルールでは以下のように記されています。
【味方のプレーヤーをサポートした、持ち上げたりするプレーヤーは、どちらかのチームのプレーヤーがボールを獲得したらすぐに、そのプレーヤーを安全に地面に降ろさなくてはならない。罰:フリーキック】
(Players who support or lift a teammate must lower the player to the ground safely as soon as the ball is won by a player of either team. Sanction: Free-kick.)
つまり、手を放してしまい「安全に地面に降ろすこと」ができなかった場合はフリーキック(FK)となります。
確かにジャンパーが手を放してしまえば危険性はありますが、危険となるのは味方プレーヤーであり、味方プレーヤーに対する行為がPKというのも不自然です。そもそも、この場面では空中でボール(薄緑)を奪った紫7に対し、相手・水4はボールではなく身体に働きかけており(桃丸)、危険性という意味ではこちらの行為の方が危険なように見えます。