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明確な反則行為とオブストラクションが見て取れるのだが?》

2020トップリーグ パナソニック(青)vドコモ(赤)

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明確な反則行為とオブストラクションが見て取れるのだが?》

2020トップリーグ パナソニック(青)vドコモ(赤)

 

ドコモ(赤)ゴール前でパナ(青)ボールラインアウトからモール。そのまま前進してトライとなった場面。

前進するモールに対しパナBKプレーヤー3名が次々と参加し大きな推進力を生んでいきますが、実は3人とも明らかな反則となっています。[14番(黄丸)、10番(桃丸)、13番(紫丸)]

 

理由は、モールへの参加の際には以下の条件を同時に満たさなければならないからです。

 

=====

モールへの参加

7. モールに参加するプレーヤーは、以下のことをしなくてはならない:

a. オンサイドの位置から参加する。

b. モールの中の最後尾のプレーヤーにバインドする。

 罰:ペナルティ

 

a.の【オンサイドの位置から参加】は当然として、同時にb.も遵守しなければならないのです。なぜなら、仮にa.のみを守ればよいというのであれば、ディフェンス側は「オフサイドラインの後方から」走りだし、そのままモール最後尾のボールキャリアーを捕まえることが可能となってしまいます。

この条件は、当然アタック側、ディフェンス側も同じ。アタック側がこのルールを守らなければ、「オフサイドラインの後方から」走りだし、邪魔な相手を排除する、あるいはボールキャリアを守るということが容易になるでしょう。

 

今回の場面では、パナの3名がいずれも【オンサイドの位置から参加】したものの、【モールの中の最後尾のプレーヤー(緑丸)にバインド】することなく、その前方に参加し明らかに影響を与えています。

 

しかもトライ直前の場面では、青14(黄丸)と青13(紫丸)がモールから離脱し、モールに参加せずモールサイドを守っている相手の赤12と赤9(水色四角)を捕まえ押し込むことによって、トライをサポートしています。この点は明らかにオブストラクションに値します。[下写真参照]

 

なぜこれほど明白な反則が見逃されたのか? またTMOやARは気づかなかったのか?(レフリーが見逃してもTMOが気づけばその点をレフリーに告げ確認することはできるはず)。

疑問が残るトライ場面でした。

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