
《フィジオの存在もTMOにかけられるのか?》
2020トップリーグ トヨタ(白)vクボタ(赤)
[オブストラクション考察~その1]
トヨタ(白)ゴール前で、クボタ(赤)が連続攻撃から最後は余ったとこがにボールを飛ばしてトライ(緑丸)。
グラウンディングは問題なかったものの、レフリーはTMOを要請。理由は、グランド内のクボタ選手の治療を行なっていたフィジオがトヨタ(白)10のディフェンスを邪魔したというもの(黄丸)。
レフリーはスロー映像を確認し、「(フィジオ)明らかにタックルの機会が奪っている」として、トライキャンセルとなりました。
映像を見ると、白10はフィジオを突き倒していますが(黄四角)、その場面が問われることもありませんでした。
■ここでの疑問は以下――。
・フィジオがいなければタックルは行なわれたのか?
・フィジオがいなければトライは生まれなかったと言えるのか?
・フィジオの存在によって、トライがキャンセルということはあるのか?
・白10はフィジオを突き倒しているが、その行為は容認されるのか?
・そもそもこのような場面でTMOを使用できるのか?
現状では、フィジオがプレーに影響を与えた場合に関するルールは定められていません。
最終的にはレフリーの判断(「タックルの機会が奪っている」)ということになりますが、疑問の残る場面でした。