《ノットリリースザボールならば“ジャッカル”したプレーヤーは?》
2019関東大学対抗戦 早稲田(赤)v慶應(黄)
早稲田(赤)陣前での28フェイズという慶應(黄)の長い攻撃場面で、レフリーは黄のノットリリースザボールの反則とします(写真下黄丸×2)。
黄のノットリリースザボールの反則ならば、赤側が“ジャッカル”したということになりますが、そのプレーヤー誰なのか?
ボールに絡んだとすれば赤3(青丸)かと思われますが――、
①赤3は直接黄のボールキャリアーを捕まえているので、まずは相手ボールキャリアを一度放さなければなりません(放さなければ当人の「ホールディング」の反則となる)。
②一方、仮に赤3が相手ボールキャリアーを捕まえていなかった=タックラーではないとすれば、この密集(赤四角)はラックとなり、その後赤3はラック内のボール(赤丸)を手で扱ったハンドの反則となるはずです。
③また、仮にこの密集(赤四角)をモールだとするならば、モール内でボールキャリアがボールを放す義務はなく、その場合はモールアンプレイヤブルとしてスクラムでの再開となります(ボール投入は早稲田)。
目の前で現象を見ていたレフリーは、赤3の行為を①、②、③以外のどのように判断したのでしょうか?