《キックチャージはオフサイドのポジションから…だが？》
2020トップリーグ ホンダ（黒）ｖキヤノン（赤）
キヤノン（赤）ボールのモールから、ホンダ（黒）８がキックチャージして走り切ってのトライ場面。
この場面を見るとモールの横に立つ黒８の立ち位置はオフサイドのように見えます（黄線／22ｍラインも参照（赤線））。
が、レフリー、ＡＲ、ＴＭＯともその点は容認しトライは認められられます。
一方、この場面をよく見ると、最後尾の赤９が手にするボールに対しキヤノン（赤）の他のプレーヤーは触れていません（桃丸）。つまり、この時点でボールはモールから離れていることになり、黒８は赤９を直接捕まえることができます（写真下）。
なぜなら【モールは、ボールキャリアーと…（他の）プレーヤーが互いにバインド】することによって成立するからです。ここでのボールキャリアー赤９は誰ともバインドはしていません。
しかしながらここでの疑問は、レフリーはその点を認識した上で黒８をオフサイドとしなかったのか？ あるいはその点に気づかず、さらにオフサイドにも気づかずトライを認めたのか？
ちなみに映像を見ると、赤９がボールを両手で保持（ルール上モールが終了）してからチャージまで、3秒以上経過しています（緑四角）が、レフリーはなんのシグナルもコールもしていませんでした。