《キックオフサイドではないのか? その影響はないのか?》
2020トップリーグ NTTコム(青)v日野(赤)
赤10(青丸)がタッチライン際の赤14(桃丸)に向けてパントキック。このとき、キッカーの前方にいる赤13(赤丸)はオフサイドの位置にいることになります。
ラグビーのルールでは【オフサイドのプレーヤーは、以下の場合、反則を適用される:b.ボールに向かって前進した】ということになるので、この時点で反則の対象になります(アドバンテージの適用含む)。
仮に、オンサイドの位置にいる赤14が赤13を追い越せば赤13はオンサイドとなりますが、映像を見る限り赤13は赤14に追い越される前から前進をしています。
その後、赤13はボールを追い続け、赤14がタックルされた地点で相手をオーバーし、マイボールを確保します。
(※この場面では、赤14のノットリリースザボールの疑いがあった)
キックオフサイドに関しては、単にその現象だけで全てを反則とする必要はないですが、今回の場合はオフサイドのプレーヤーが明らかに相手に影響を与えていと思われます。
*なお、本来こういった場合は、キックオフサイドか否かをアシスタントレフリーがレフリーに伝え、レフリーがその影響を判断することになります。