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《寝てプレーが認められる状況とは、どんな場合なのか?》

2020トップリーグ 神戸(赤)vサントリー(黄)

2020年1月29日

《寝てプレーが認められる状況とは、どんな場合なのか?》

2020トップリーグ 神戸(赤)vサントリー(黄)

 

サントリーのボールキャリア・黄8に対し、赤10、赤23(桃丸)らが掴んでタックル。その後の密集から神戸側がターンオーバーに成功します。

 

しかしなながら、この場面では倒れ込んだ赤23がボールを手繰り寄せて拾いあげています。密集の中では、プレーヤーが思わず寝ながらボールをプレーすることも、レフリーがその場面を見逃してしまうこともままあります。その場合はレフリーが「反則である」と認識できなかったため、笛が鳴らなければプレーは継続されます。

が、この場面では密集の間近にレフリーが立っており、終始ボールを見ているように見えます。赤23は“思わず寝ながらボールをプレー”してしまったのか、レフリーを見ますが、目の前のレフリーはプレーオンのシグナル。よって、その後赤23はボールを自陣側に持ち込みました。

 

前記のように、レフリーが反則場面を見逃すことはあるものの、この場面を見ながら反則ではないという理由はどこにあるのか? 寝ながらボールをプレーする行為が許される状況とは、どんな場合なのか? その点には疑問が残ります。

 

なお、この場面では黄9のSHがボールを拾い上げようとしますが、直前に赤6(紫丸)がボールを越えて倒れ込み邪魔をしています。通常こういったプレーは「オーバーザトップ」または「倒れ込み」として反則となりますが、レフリーの笛は鳴りませんでした(この点も疑問)。

 

ちなみに、その後レフリーはサントリー(黄)プレーヤーに対して「ノーハンズ(手を使わないように)」と言っているように見えます。