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一般社団法人
ラグビー・レフリー・リサーチ・センター
(3RC)
ラグビーのレフリングやルールを分かりやすく解説します。
ラグビーワールドカップ2019のおかげで、ラグビーを楽しむファンの方が増えたことはとてもうれしい限りです。
しかし、ラグビーのルールは難しい、分からない、とよく言われるのは残念!
ルールを分かってもらいレフリングを知ってもらえば、もっとラグビーを楽しめると思います。また、レフリーのファンにもなって頂きたいと思います。ワールドカップ後のラグビー人気を支えるために、3RCも頑張ります!
Right? or Wrong?
あのレフリングは正しいの?間違ってるの?
・・・そんな疑問に、お答えします・・・
ただし、3つのお約束があります。お約束その1:レフリングは批判しても、レフリーは批判しません。
お約束その2:過去の判定を見直すのは、明日の試合、次のゲームのためです。過去を振り返って、明日の改善につなげましょう。
お約束その3:いつもオープンにします。3RCによるレフリング分析内容について、ご質問、異論・反論、なんでも歓迎です。
みんなでオープンに議論して、一緒に考えましょう。
3つの基準
実際のゲームでのレフリングを検証するときに、次の3つの基準で見ていきます。
Visualize
”ビジュアル”に検証します。
試合の実際のシーンを動画・静止画で見て、その状況と判断が適切だったかどうか、映像イメージで”ビジュアル”に検証します。
次の試合でそれと同じようなシーンが出てきたときに備えて、ビジュアル・イメージをレベルアップしましょう。Global Standard
世界基準で検証します。
いまや世界はひとつ。競技規則(Laws of the Game)は、World Rugbyによって統一されています。日本にも数多くの国際レベルのプレーヤーやコーチが来ているように、ラグビーは国境を超えて広がっています。だから日本のレフリングも国際水準でなくてはなりません。
Players First
全ては選手が試合を楽しむために。
双方のチームの選手が、フェアー・プレー精神のもとで、普段の練習の成果をグランド上で発揮して激しくせめぎ合い、しかしノーサイドの笛が鳴った瞬間には互いを讃え合い、握手と抱擁を交わして、ひとつになるために、レフリーは試合を担当します。
世界のラグビーから④ 2021 スーパーラグビーNZ
レフリーの判定が間違っていた、ことを認める!!スーパーラグビーAotearoa(NZ)
「Super Rugby Aotearoa(NZ)」の第三ラウンドの試合、クルセイダース対チーフス、ブルース対ハイランダーズの両試合で、誤審があったことをNZ協会のレフリー・マネージャー、ブライス・ローレンス氏が認めるビデオを公表しました。
二つの大きな間違い、とされている一つに”スローフォワード”の判定があります。3RCのFBでも解説していますが、走っている選手の手を離れたボールは、慣性の法則によって、手を離れた位置よりも前方の位置でキャッチされることがあります(これを、Fly Forward と称していますが)。選手が後ろに投げたことと、ボールが前に飛んだことは別のことです。ルールでは選手が投げる行為を規定しており、その後のボールの飛んだ軌跡は無関係です。こんなことを、NZ協会トップレフリーも、TMOも誤解した(映像再生したので見逃したとは言えない)のは驚きです。詳細は、添付のpdfでご覧ください。
もう一つ注目すべきは、協会の姿勢です。誤審は誤審と認めて(この件は試合直後から物議を醸しており、SNSで盛んに取り上げられていました)、きちんと説明する姿勢は素晴らしいと思います。ローレンス氏はビデオの中で、「選手たちと同様に、一つの間違いや、一つの失敗で、すぐにレフリーを外すということはしない。どれだけよくやっているか、よい仕事をしたかという面も見ている。間違いを通じて学んでいき、翌週にはさらに良くなっていくことを信じている。」と述べています。
このような姿勢が、チーム関係者とレフリーの間の信頼醸成につながると思います。
世界のラグビーから③ 2021 スーパーラグビー
2021年スーパーラグビーの試験的ルールについて
今月から開幕する「Super Rugby AU」(オーストラリア:2月19日~)と「Sky Super Rugby Aotearoa」(ニュージーランド:3月26日~)では、これまでになかった新たな試験的規則(Law variation)が導入されます。
これらは昨シーズン(2020年)から導入され今年も継続される「レッドカード交代(Red Card Replacement)」と、「ゴールデンポイント(Golden Point)」等に加えた全8項目。AUとNZでの若干の違いも含めてまとめてみました。試験的ルール改正内容は、下からダウンロードしてください。
世界のラグビー;ルール、レフリングのニュースから②
先月始まったスーパー・ラグビー・アオテアロア(NZ)に続いて、7月3日からはスーパー・ラグビーAUが開始されるが、豪州協会は7つの試験的ルール導入を発表した。その中には、スーパー・ラグビーNZでも採用されたレッドカード取扱い(20分後には入替可能に)や80分終了時に同点の場合の対応も含まれる。特筆すべきはキックの後のラインアウトや、インゴールでのプレー停止後のドロップアウトなど、ゲームの様相に影響を与えると予想される内容が含まれている。レフリーやARにとっては、誰がどこからキックをしたのか、またその後がどうなったから、どちらのラインアウトになるのか、などを気合を入れて観察し続けなければならなくなる。
キックからのラインアウト次第ではゲームの結果に相当影響することが予想されるので、キックが戦術的にどう使われるかは、選手だけでなくレフリーにとっても新たなコンセプトになってくる。
またブレイクダウンでのレフリングの厳密化や不正プレーへの対処も求められている。
試験的ルール改正内容は、下からダウンロードしてください。
世界のラグビー;ルール、レフリングのニュースから①
ニュージーランド協会は、2020年6月13日から始まる「スーパーラグビーアオテアロア」に向けて、3つのルール改正を発表した。
リーグ・ラグビーでのゴールデン・ポイントのように、80分間が終了しても引き分けだった場合に、10分間の延長時間に入り、とにかく先に得点を挙げた方が勝利するという方式。ゴールデン・ポイント方式で試合に負けたとしても、相手チームよりもトライを3つ多く上げた場合などのボーナスポイントは得られる。
ニュージーランド協会のプロ部門責任者のクリス・レンドラム氏いわく、「ゴールデン・ポイントは試合にも良い影響がある、コーチや選手たちによれば引き分けで終わるというのは空しい気持ちになってしまうとのことなので、ゴールデン・ポイントを採用することにした。この方式を入れると、最後まで興奮するので、これが試合をぐっと引き締めることになる」。
もう一つの大きな変更は、レッドカードが出された場合、20分後には代わりの選手を入れることが出来るようにすることだ。退場になった場合、その選手はもう戻ることは出来ないが、20分後にはチームは代わりの選手を入れることが出来る。
レンドラム氏によれば、「これはレッドカード(退場)が試合に影響する度合いを減らすため、特に試合開始から早い時点でレッドカードが出た場合にはそれでほぼ勝敗が決まってしまうことを防ぐため」。「不正なプレーに対して、選手は処罰を受けるべきであるし、それはこれからも変わらないが、レッドカードによって勝敗への影響が大きすぎる場合がある」。「レッドカードが出された場合には誰も得をすることはない。
しかしお金を払って試合を見に来てくれているファン達が見たいのは、また選手やコーチが望むのは、正当な戦い(フェア・コンテスト)なので、20分後に選手を入れ替えることで、試合への影響度合いがちょうどよいバランスになると思う」。
さらに、試合をもっと攻撃的で早い展開にするために、ブレイクダウンでのルール適用をもっと厳しくすることもあげられている。試験的ルール改正内容は、下からダウンロードしてください。
(出典;オーストラリア協会https://www.rugby.com.au )
Right? or Wrong?
あのレフリングは正しいの? 間違ってるの?
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●会社法人等番号:0110-05-002736
●主たる事務所:東京都世田谷区池尻三丁目30番5-1011号
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●目的:日本におけるラグビーフットボール競技の健全な発展と普及、及びラグビーレフリーの育成、人材開発と国際交流を実施し、もって公益の増進に貢献することを目的とし、その目的に資するため、次の事業を行う。
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