《「エントリー」「ゲート」という反則とは？》
2020トップリーグ サントリー（黄）ｖＮＴＴコム（青）
ボールキャリア黄15に対する青14のタックル直後のブレイクダウン場面。青側がボールを得た直後、レフリーは反則の笛を吹き青８に対し「エントリー！」と２度言い、その後今度は「ゲート」と言います。
そもそも、レフリーが言う「エントリー」と「ゲート」とはどいう反則なのか、またそれは同じ反則なのか否かも不明。青８が密集に参加する以前にラックは形成されていますが、少なくともラックに参加する際に「ゲート」の通過義務はありません。
いずれにせよ、「エントリー」とは「入口」のことであり、「ゲート」とは「門」の意味。
つまり、おそらくレフリーは青８が、タックル直後の地点の自陣側最後尾の「入口」（または「門」）を通っていないと判断しているのかと思われますが、映像を見る限り青８（紫丸）はしっかりと「入口」を通過しています。
「入口」の通過を問うのであれば、ほかの青10（青丸）と黄12（黄丸）が明らかに「入口」は通過しておらず、その点で言えば戻りつつタックル地点に入っている黄12の方が悪い影響を与えているように思えます。
はたしてレフリーは、なにを持って青８の反則としたのか。そして同時に、「エントリー」「ゲート」とはどういう反則であり、ルールブックの何条を持って反則としているのかという点が気になります。